作品について

創造と表現の原点として・・・

内奥に向かい、根源に向かうことと
外側の殻を破り、絶ち、離れてゆくことの
究極のところでの同義性

ニュートンにとって「光」は常に外側にあり
同じ時代
ゲーテは外側と内側の「光」の出会いを感じていた

時代はニュートンに傾き
人のからだは虚無に蝕まれていった

ニュートン的科学は今の栄養学をも生んだが
食べることで得られるエネルギーとは違う
別種のエネルギーについては沈黙するよりない

「花鳥風月」 「雪月花」 ・・・

使い古された「形」でなく
生きる共感として感じられた時
自然に湧き上がってくる
『ちから』

体内の川音に耳を澄ませば

滝の音、渓流の水音に響きあう
「からだ」がある



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